顔のニキビ治療

顔にできてしまうニキビについては、年齢によっても異なりますが
特に症状が酷い場合では、できるだけ早い段階で
ニキビ治療を行うことが良い方法になります。

一般的には若年層の方の場合では、皮膚の皮脂が蓄積されやすく
化膿してしまうことが多いものですが、新陳代謝も
活発化されているために、あまり大きな問題と感じない方もいるようです。

しかし、人によってはクレーター状に痕が残ってしまったり、
痣のように痕が残るケースもあるために、早期にニキビ治療を行うことには一定のメリットがあります。

現在では専門の病院なども存在しており、
成人以降の方であってもニキビ治療を速やかに行うことが
可能となっています。

実際にニキビ治療にかかる時間は数十分で済むことが殆どで、
保険治療の場合では薬の処方で済ませるケースもあります。

その一方で、レーザーなどを使用したニキビ治療を行う場面では
症状の具合によっても異なりますが、2ヶ月から3ヶ月程度の期間を必要とするケースがあります。

ニキビ治療方法に伴い、期間や価格は大きく変わります。

また適した方法は、症状に伴い変動します。
まずは症状を把握するためにもクリニックで相談してみることが大切です。

専門治療の相談

場合によっては手術が必要?ニキビと粉瘤の見極め方

一口にニキビといっても赤ニキビやしこりニキビなど
毛穴の中の膿が酷くなり、その部分の周辺にも
異変を起こす場合もあります。

とはいえニキビである以上、原因となっている膿さえ取り除けば改善されるのが基本です。

ところが人によってはその膿を取り除いても、
また同じ個所にしこりが出来てしまうケースがあります。

この場合の症状はニキビではなく、粉瘤の可能性があります。

粉瘤とは腫瘍の総称で、皮膚の下に袋が出来てしまい、その袋に老廃物である角質や皮脂が溜まっている状態です。

一見するとニキビとの区別はつきませんが、見極める方法はあります。

まず挙げられるポイントは大きさで、数ミリ程度ならニキビですが、
数センチ以上なら粉瘤とみなして間違いないです。

先述したように粉瘤は老廃物の塊なので放置すれば大きくなります。

あとは開口部があり、黒ニキビのように黒い点があるところも特徴的です。

そして最後に挙げられるポイントは臭いで、老廃物の塊である粉瘤はそれゆえに生臭い悪臭を放ちます。

もしも当てはまるポイントがあり、なおかつ直したい場合は
医師に相談して手術を申し込むしかないです。

粉瘤は今なお発生の原因が特定されず、除去するには
袋ごと取り除かなくいてはならないからに尽きます。

命に支障はないものの、気になる人は皮膚科に赴いたほうが良いです。

ニキビの症状と重症度まとめ|最も重いのは集簇性ざ瘡

ニキビは10代から30代の青年期の男女に多くみられる症状ですが、
多くの場合、顔面や上背部、前胸部などによく見られます。

にきびができる場所

ニキビは症状により段階があり、軽度なものから重症度の高いものまで様々です。

ニキビの始まりは毛穴に角栓が詰まることから始まります。
この状態にもさまざまな種類があり、見た目ではほとんど
わからないようなレベルのものから、いわゆる白ニキビと呼ばれる
白色でプツッとしたんできもの、またいわゆる黒ニキビと呼ばれる
毛穴の内部に黒の酸化した物質が見えるものなどに分類されています。

ニキビができる場所には、外部から見て正常に見えたとしても、
すでに極小の面ぽうが存在しているといわれています。

そしてこの数がニキビの重症度にも比例しているとも言われているのです。

ここから炎症が発生し、周囲の正常な毛穴にまで影響が及ぶと
次の段階として炎症性ざ瘡に発展することになります。

これはいわゆる赤ニキビと呼ばれるものでもあり、
赤い丘疹や膿疱への変化が見られます。

多くの場合ニキビが気になりだすのがこの炎症を伴い
赤ニキビがあらわれたときであり、さらに炎症が
深いところまで及ぶと、炎症を何度も繰り返す
結節と呼ばれる状態になるでしょう。

通常であれば様々な症状の段階のニキビが混在しているケースが
ほとんどで、これがニキビの一つの特徴とも言えます。

一般的なニキビの経過としては、表皮内にある
浅い炎症性ざ瘡の場合には、1週間から10日もすれば
治癒することが多いものの、深い部分にまで至る場合には
治るまでに数週間かかるケースもあるでしょう。

炎症があまりにもひどい場合には、たとえ治ったとしても
虫食いにあったかのような浅い陥没ができたり、反対に
盛り上がったニキビ跡を残すケースも見られます。

そのほかにも特殊なニキビとして集簇性ざ瘡と呼ばれるものがあります。
これはニキビの最も重症型であり、結節などが多発してつながった状態といえます。

この状態になるのは体質によるところもあるでしょう。

そのほかにも生後2週間から3カ月ぐらいに一過性にみられる
新生児ざ瘡や、ステロイドの内服薬や外用剤を
継続的に使用することによって発生する
ステロイドざ瘡などもあげられます。

このように段階があることがわかりますが、
段階に応じた治療が必要となり、初期段階と
炎症後に分けて考える必要があります。

悪化させないためにも規則正しい生活やバランスの良い食事、
適切なスキンケアを心掛けるようにしましょう。